笹川マイスのアーカイブ

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《J-テクノ / Quick Master》【ポップン1】

「早いテンポのテクノビート。クールに決めろ!」

 

初代ポップンミュージック。当時は音ゲー自体がほとんど無く、ポップンミュージックbeatmaniaぐらいしか無かった時代。
beatmaniaのクラブミュージックなどの音楽を中心として収録されていたが、ポップンミュージックはその名の通りポップな楽曲を中心に収録する事で、よりカジュアル層を音ゲーの沼に引きずり込む事を目的としたゲームである。とはいえ、まだこの頃はbeatmaniaの頃の雰囲気から抜け出せないのか「テクノ」系のジャンルが数曲入っていた。この曲もその1つ。ポップン1のテクノポップはコミカルなテクノを担当していたが、こちらは非常に爽やかな雰囲気を持つテクノナンバーとなっている。

 

 「J-テクノ」というジャンル名の「J」…これはつまりJ-ポップと同じように「ジャパニーズ」という意味なのだが
いったいどこらへんが「ジャパニーズ」なのであろうか。

 

作曲した清水洋平氏によると、日本人好みのフレーズをとにかく入れ込みまくった曲らしく
それがこの「J」という部分に当たるみたいだ。
しかしそれで、ここまで素晴らしい曲が作れるのだから恐ろしい。
そんな簡単に「日本人好みのフレーズ入れれば良いやろ」で良い曲が出来るのもまたスゴイ。

 

もし外国の人が聴いたら、また違った印象を持つのだろうか…結構気になる所。



この曲は初代ポップンに出た曲の中ではブッチギリの人気曲だったそうである。
(自分は家庭用から始めたので、初代ポップンでこの曲がどこまで人気があったかというのは解らない)
個人的に凄いのはこの楽曲が、旋律の少ないアンビエント的な要素も多い楽曲なのにここまで人気が出た事だと思う。
そういう楽曲であるためキー音が少なく、難易度も最低レベル。テクノというジャンルもあって人気の割に移植もそこまで多く無い。

 

流石に勿体無いのか、ポップンでは1・2を争うほど優遇されている
ポップン4でのREMIX、ポップン16でのトランスREMIXと、2回もREMIXされている。
その上ロングバージョンも存在し、ポップンpeaceで登場したメドレー楽曲「Popperz Chronicle」には
再序盤にこの楽曲のフレーズが使われている。
ここまで優遇されている楽曲は、他には「ポップス / I REALLY WANT TO HURT YOU」くらいなものだろう。




 

楽曲データ
J-テクノ / Quick Master / act deft
作曲:清水洋平
編曲:清水洋平

 

収録作品
ポップンミュージック3(ハイパー譜面のみ)
ポップンミュージックLively(初期収録楽曲)

 

難易度
E2 N10 H23

 

  • ハイパー譜面は初期beatmaniaのアナザー譜面のように、原曲からボタン音を付け足した楽曲となっている。
  • beatmania及びbeatmania IIDXでは「reform version」として収録されている。
  • ポップンミュージック打!!では「DA!!Special Version」として収録されている。
  • 上記の3つは、いずれもサントラ盤には未収録。(reform versionとして書かれていても原曲と変わりない)
  • beatmaniaのクリップではショルキーが登場している。サングラスを外して素顔を晒すモーションは必見。
  • このショルキーの素顔はポップンでも、J-TEKNO REMIX(ポップン5以降)でも確認出来る。
  • 初代ポップンにおいてはファンタジーに次いで簡単な楽曲であったが、今となってはファンタジーより簡単という難易度設定になっている。
  • しかも初代はオジャマが強制発動であり、そのファンタジーが炎攻撃というトップレベルに凶悪なオジャマで、J-テクノが比較的簡単な音符攻撃という差もあって当時からこの曲の方が簡単だと認知されていた模様。
  • REFLEC BEAT groovin'!! Upperの「BEMANI MUSIC FOCUS」において、SUPER CHOICEで候補曲として選ばれていた。 
  • ロングバージョンはインストベストに収録。
  • 英語表記は「J-TEKNO」だが、このteknoはドイツ語表記。
  • アジア版のポップンミュージックでは「J-TECHNO」表記になっている。(ショルキーはKENと改名)

 

引用・参考
ポップン百科大辞典
Remy Wiki
pop'n music WORLD